主を仰ぎ見つつ

キリスト教的思索

私たちはひとり、裸で生まれ、裸で死んで行きますが、私たちには、希望があります。死の向こうに新天地があるのです

{FILE - Dr. Joseph Varon hugs and comforts a patient in the COVID-19 intensive care unit during Thanksgiving at the United Memorial Medical Center on November 26, 2020, in Houston, Texas. (Go Nakamura/Getty Images/AFP)}


皆さんもこの写真をご覧なったと思います。テキサスのUnited Memorial Medical Center でThanksgiving Day (感謝祭)の日、コロナ患者の年老いた患者がベットから降りて、しくしく泣きながらどこかに行こうとしていました。当直の医師、ジョセフ・ヴァーロンが“どうして泣いているの?”と訊きましたら、“I want to be with my wife”(妻と一緒にいたい)と答えたのです。


その時、同情したヴァーロンさんは、彼をしっかりと抱きかかえたのでした。


この写真は、そこに居合わせた、(コロナの病棟の中を記録していた)写真家、Go Nakamura氏がその姿をとらえたものです。


コロナで亡くなる人は悲惨です。徹底的に隔離され誰にも会えません。多くの患者が家族に会えないで死にました。家族は、お葬式も出来ないのです。


この年老いた患者が、“I want to be with my wife.”(妻と一緒にいたい)と言って、しくしく泣いていたというのには、もらい泣きさせられます。


Thanksgiving day (感謝祭)という日は、アメリカでの一番楽しい時です。いつもは、各地にちらばっている家族が一つのところに集まって、伝統的に七面鳥を焼き、フットボールを見ながら、ごちそうを食べる(食べすぎる)時です。なのに、コロナ病棟の患者さんたちは、ひとり取り残されるのです。


この写真がインターネットで拡散され、有名になった医師ジョセフ・ヴァーロンさんがCNNでインタビューされました。


ここでは、写真家 Go Nakamuraさんも話をしています。



医師ヴァーロンさんは、休みなしで256日、働いていると言っていました。看護婦さんたちも同じ状態だったと思います。患者にとって天使のような方々です。


CNNのインタビューで、ヴァーロンさんは、この年老いた患者さんが回復してきて、近々家に帰れそうだと語ったのが救いでした。


聖書には、私たちは、皆一人で死ぬのだということが書かれています。(ヨブ記1:21&テモテ一6章7節)、でも、イエスさまの贖いを信じる人びとは救われて天国に行けるとも書かれているのです。


「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネの福音書 3:16)


だから、神さまを信じなさい。イエスさまの贖いを信じることができれば、たとえ、コロナ病棟で妻に会えなくとも、天国で再会することが出来る。・・・それが聖書のメッセージです。


文責: ロバート イー

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