主を仰ぎ見つつ

キリスト教的思索

あなたに会って、あなたは私の人生の中心になりました


<初めて私があなたの顔を見た時>


「 First Time Ever I Saw Your Face」という有名な歌があります。最近、その歌に聞き入るようになり、数人の歌手によるこの歌を聞き比べました。それぞれ異なった味がありますが、私にはこのRoberta Flackのが一番感動的だと思いました。



Roberta Flack - First Time Ever I Saw Your Face (1975) (HQ • HD • 4K)


この歌の注釈に、「この歌は、後に妻になったペギー・シーガーのためにイギリスの政治歌手/ソングライターのエワン・マッコールが書いた1957年のフォークソングです。」とあります。


マッコールは、シーガーに会った時の感動をこの歌に託したようです。私たちは、いろいろな状況の中で、その人の人生にとってかけがえのない人といわゆる運命的な出会いをするのです。


<この歌について書かれたコメントを紹介します>


(myhemirr 1yr ago)
「この歌は、妻の顔を初めて見た時のことを思い出させます。彼女は12歳で、私は14. 5歳でした。その後、私たちは結婚し、その結婚は、2018年5月1日に神さまが彼女を召された時まで53年間続きました。私はまだ彼女を愛しており、私が生きている限り愛しつづけることでしょう。」


“marriage lasted 53 years until God called her home May 1, 2018”: この“神さまが彼女を御国に招かれるまで”という表現で、これを書いたmyhemirrという人がクリスチャンであることがわかります。一年前の書き込みですから、もう天国に行かれたかもしれません。一日も早く奥さんに会いたいと思いながらこのコメントを書いたように感じました。


(falaport 8mo ago) 
「私は55年の素晴らしい人生を共にした妻を今進行性認知症で失いつつあります。この歌をききながら、涙が溢れ出て、このコメントを書くのに苦労しています。この歌は、私たちふたりの人生をそのまま率直に純粋な方法で伝えてくれています。だから、この歌を彼女のお葬式で流そうと思っていますが、おそらく私は平静さを保つことができないと思います。ありがとうロベルタさん。」


不思議です。この歌を聞いてリスポンスしている人たちの多くは、愛する伴侶を失った人たちです。この歌が愛する人に初めて会った時の感動を謳っているからなんですね。この歌を聴きながら、皆さん自分が愛する人と初めてで出会ったその時のことを思いだすのです。それは、運命の時です。


神さまが与えてくださった特別な人。その人が今、あなたの傍にいるのか、もう神さまのもとに帰られたのか、そろそろ帰ろうとしているのか・・・・、だから、今日もその大切な人の為に神さまに感謝したいものです。


たとえ、愛する人を失ったとしても、天の御国で再会できる、そう確信できる人たちは幸いです。それを福音といいます。この世をたくましく喜び勇んで生きる秘訣がここにあるのです。


『27:8 あなたは仰せられました、「わが顔をたずね求めよ」と。あなたにむかって、わたしの心は言います、「主よ、わたしはみ顔をたずね求めます」と。 27:9 み顔をわたしに隠さないでください。怒ってあなたのしもべを退けないでください。あなたはわたしの助けです。わが救の神よ、わたしを追い出し、わたしを捨てないでください。 27:10 たとい父母がわたしを捨てても、主がわたしを迎えられるでしょう。』(詩編27編8~10節)


文責: ロバート イー

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