主を仰ぎ見つつ

キリスト教的思索

救い主イエスの母、マリアへの質問の歌をご存じですか?

<救い主イエスを身ごもり出産した人、乙女マリア>


救い主イエスのご降誕を祝うクリスマスを迎えると、必ず読まれる聖書の箇所は、天使ガブリエルが乙女マリアのところに現れて、“乙女マリアが聖霊によって身ごもり、男の子を生む”と告げ知らされるところです。


マリアは、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりになりますように」と答えるのですが、この事態がどういう意味だったのか十分わかっていたとは思えません。マリアとしては、ただ告げられたことをそのまま受け入れるしかなかったと思います。


はるか昔に預言された救い主が(ついに)この世に来られた。その名をインマニュエル(イエス)と呼ばれるお方が来られた。これがクリスマスです。


そして、マリアは、告げられたように聖霊によって身ごもり(その後は普通の生物学的プロセスにしたがって)“男の子”を出産したのだと理解します。


マリアは、“神の子”と唱えられる子を自分の身体の中で育てたのです。神の子と命をともにしたのです。・・・


かのアブラハムは神さまに声を掛けられ選ばれた旧約聖書の基(もとい)となる人ですが、そういう意味では、マリアは新約聖書の基となる人だと考えることができます。“人の子”が“神の子”をその身に受け入れたというのがすごいと思うのです。


いずれにしても、救い主なる御子を身ごもり産み育てたというのは想像しがたいことです。


<そのマリアに尋ねるという歌があるのをご存じですか?>


クリスチャンのソングライターのマーク・ローリーとバディ-・グリーンは、"神の御子"を身ごもり育てたマリアさんに問いかけ、「マリアさん、あなたは知っていましたか?」という歌がつくられました。


その内容は、聖書を読んでいるクリスチャンじゃなければわからないようなところもありますが、感動的な歌でした。


これを聞いてみてください。いろんな人が歌っていますが、ここではKenny Rogers とWynonna Juddのを選びました。



Mary did you know - Kenny Rogers & Wynonna Judd (High quality)


{歌詞を訳しました}


Mary, did you know that your baby boy would one day walk on water?
マリアさん、あなたの赤ちゃんがいつの日か水の上を歩くことを知っていましたか?


Mary, did you know that your baby boy would save our sons and daughters?
Did you know that your baby boy has come to make you new?
マリアさん、あなたの男の子が私たちの息子や娘を救ってくれるって知っていましたか?
あなたの男の子があなたを(まったく)新しくするために来たことを知っていましたか?


This child that you've delivered, will soon deliver you.
あなたが産んだこの子は、もうすぐあなたを救うのです。


Mary, did you know  that your baby boy will give sight to a blind man?   Mary,  did you know  that your baby  boy will calm the storm with his hand?  
マリアさん、あなたの男の子が目の見えない人に視力を与えることを知っていましたか? マリアさん、あなたの男の子が嵐を手で鎮めるって知っていましたか?


Did you know  that  your baby boy has walked  where angels trod?   When you kiss your little baby, you kiss the face of God.
あなたの赤ちゃんが天使が踏んだ場所を歩いたことを知っていましたか?  この赤ちゃんにキスをするとき、あなたは神の顔にキスをしているのす。


Mary, did you know?  Mary,  did you know?   Mary, did you know?  Mary, did you know?  Mary, did you know? Mary, did you know?
マリアさん、知っていましたか?マリアさん、知っていましたか?マリアさん、知っていましたか?マリアさん、知っていましたか?マリアさん、知っていましたか?マリアさん、知っていましたか?


The blind will see, the deaf will hear, the dead will live again.The lame will leap, the dumb will speak,
目の見えない人は見えるようになり、耳の聞こえない人は聞こえるようになり、死者は再び生き返ります。足の不自由な人は跳躍し、口のきけない人は話すようになります。


the praises of the lamb!
(神の)子羊に賛美します!


Mary, did you know  that your baby boy is  Lord of all  creation?     Mary,  did you know  that  your baby boy would one day rule the nations?     Did you know  that your baby boy is heaven's perfect Lamb?
マリアさん、あなたの赤ちゃんが全創造物の主であることを知っていましたか? マリアさん、あなたの赤ん坊がいつか国々を支配することを知っていましたか? あなたの赤ちゃんが天国の完璧な子羊であることを知っていましたか?


That sleeping child you're holding is the great I am.
あなたが抱いている 眠っているその子は、あの偉大な実存なのです。


Mary, did you know?   Mary, did you know?   Mary, did you know? Mary, did you know?
マリアさん、知っていましたか? マリアさん、知っていましたか? マリアさん、知っていましたか?  マリアさん、知っていましたか?


I am = 実存主


私が この“I am”を“実存主”と訳したのは、旧約聖書の出エジプト記で、神さまがモーセの前に現れた時、モーセが 神さまに あなたの名前は何ですかと尋ねると「私は

(有って有るもの)」と答えられるのです。(欽定訳(KJV)では “ I AM THAT I AM ”です。)


は、神聖な名前として発音されなくなり、アドナイ(わが主)という言葉で呼ばれるようになりました。この名前(固有名詞)が、この歌のクライマックスに出てくる “Great I am” なのです。そして、その Great I am が“人”として生まれ、私たち人類と共に住んでくださり、すべての人類の罪を背負って十字架についてくださった。


そこに神さまの偉大な愛を見ることができるのです。ですから、このイエスと呼ばれた「救い主」の誕生こそ、永久に記念すべき史実なのです。だから、私たちの歴史は、イエスの誕生を境にBC (before Christ)とAD (Anno Domini,“in the year of the Lord")に分けられるのです。


 救い主イエスを送られた神様の愛に心から感謝いたします。


「2:13 するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使と一緒になって神をさんびして言った、2:14 「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。(ルカによる福音書 2章13,14節)


文責: ロバート イー

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